南信州ラリーin阿南&天龍 オフィシャルレポート

以前は「流しのオフィシャル」と呼ばれていたゆ〜君。
今年に入ってからは「プロのオフィシャル」とまで、よばれるようになりました。(^_^;)
ラリーをする人、観る人、作る人、支える人、いろんな人達がラリーが好きという思いで集っています。
ゆ〜君は、支える人という自分の居場所を見つけたようです。
私はこうして誰かが見てきたラリーを、HPで沢山の方に見ていただくことで何かの役に立てればと思っています。
好きな事、その役に立つことが出来れば、それはとても嬉しいこと。
最近ギャラリー仲間でオフィシャル体験をする人が増えているんですよ♪
皆さんもよろしかったら一度挑戦してみてください。



9月19日、土曜日。正午にHQ集合との指令を受けて地元・豊橋を出発!
途中桜渕公園を通過してみると来週の新城ラリーに向けてもう幟が立ってます。
この日は新城ラリーの1週間前ですね。

愛知から長野へ抜ける国道151号はだらだらワインディングなので、遅いクルマに捕まるとひたすらローアベ・・・
おかげで昼ごはんを食べる間もなくギリギリで到着でした、ふぅー。
受付を済ませ、公式カメラマンのsinさんと雑談してるとSS1とセレモニアルスタートのミーティングです。
エントラントの車両誘導係とギャラリー対応係になりました。

RINKOさんの計らいでお昼のお弁当をいただいたあと、早速仕事です! 
こういう時の弁当はきび団子ほどの効力を示します。
HQ前の駐車場はSS1のコースとなるためエントラントの車両に移動をお願いします。
すぐ下がグラウンドになっており、ここが車検場&臨時パドックです

広ッ!

ここでトラックや競技車を誘導したのですが、砂埃がスゴかったです・・・さすがグラウンド(笑)
そのうち目の前で車検が始まりました。WRCや全日本ほどはやらないんですね。でも保安基準に適合してるかどうかはしっかり見ます。
ホイールが微妙にはみ出てるクルマは跳ねられてましたが、どうやって直したんだろう・・・  
たたく。 蹴り込む。 空気を抜く。←(三択問題です)


終了したらすぐにSS1の準備です。無線機を持ってギャラリーエリアに待機します。
コースの安全確認をすると、道を渡りたいって人が(汗)まだまだ臨機応変に動けなかったので次回への反省点ですね。
 道を渡りますか?三途の川を渡りますか?

そしてSS1

なんだか以前の唐津を思い出しますね。

選手はこのステージを終えると、平岡駅前にあるセレモニアルスタートとガスコン(リフューエル)へ向かいます。
晩ごはんのお弁当を頂いたりして1時間ほどすると、選手とオフィシャルが戻ってきます。
ここでヒサさんとM☆マユミさんも到着〜。
明日のメイン日程に向けての全体ミーティングの後、各山に分かれて打ち合わせです。
今年はフィニッシュ・ストップ担当でした。僕のクルマを出動させることになったので、車にモスラ(蛾の怪獣じゃありません)を取り付けます。
 えっ…違うの!?
うーん、オフィシャルカーっぽいですね、汚いけどorz
そんな感じで準備が整ったところで、いよいよ夜です!
何が楽しみって、コレが一番楽しみでした!
最初はsinさんヒサさんマユミさんと小さくやってましたが、コンビニまでリフューエルに行ってからはAZULの皆さんと一緒です。
そこにはあのPDのカメラマン清木さんまでいらっしゃったものですからミーハーな僕は大興奮!
色々と濃くて、考えさせられるお話ができました。
宿舎になった武道場は10時消灯だったので、2,3個残して暗くなったのですが僕らは蛾のように明るいところへ移動して濃厚トークの続きです。
やっぱりモスラじゃ〜ん♪
ここからはダートラ部門の本多「のび太」智治選手も参加してくれました。 
う〜ん!ゆ〜のくせに、のび太選手とそんな時間を・・・。
門前にはのび太さんの応援もしますね!と約束して、寝たのは1時過ぎでした・・・
3時半には皆さん起き出して出発の支度をします。その物音で目覚めるも、寝不足で頭がガンガンします(危) 
…それか、酔っぱらっている間に叩かれたか。

SSには逆走で入り、フィニッシュ地点直後の道幅の広いところに停車し、フィニッシュライン上に看板を設置します。
ここで、今日の役割分担・・・人間光電管として、フィニッシュラインを監視し、車両のバンパー前端が通過した時点で思いっきり笛を吹きます。
すると、150mほど離れた車では別のオフィシャルが電波時計を見て笛の鳴った時刻をフィニッシュタイムとして記録します。

競技の結果にモロに影響する部署なだけに、超緊張です!
しかもアンチラグがバリバリ鳴ってるのに、笛の音が聞こえるのか、不安でした。
0カー(石田雅之さんのエボ10)が来る。思いっきり笛を吹いてみる。
通過後、不安げに聞いてみると「ちゃんと聞こえてるよー」安心しました。
 緊張する部署ですね。
そんな感じでこの大久那線ステージを2本、きっちりこなしたら急いで次の山への移動です!

クルマでまた40分ほど林道を走り、何故かグラベルも通り(半泣き)、
前の車はグレーチングの蓋を跳ね上げ(しかも坂道で!)、アンダーガードが欲しくなりました・・・。
近所のトタンを物欲しそうに見ないでね。
こちらのステージ虫川線でも同じく笛吹き係、2回走りです。
さっきの場所に比べるとチェックポイントまでほぼ一直線なので、笛の通りも良く、だいぶリラックスして取り組めました。

SS終了後、リタイヤした車を回収するというのでHQに戻らず逆走でコースを進んで行ったのですが、路面が突然ラフグラベルに!
1本の林道の舗装区間2箇所をそれぞれSSに割り当てていたので、ここのリエゾンはグラベルなんです・・・ほぼ号泣でした。
来年はKYBあたりのグラベル用32段調整ダンパーを装備していきたいと思います(設定あるんか!?) 
KYBさ〜ん、お客さんですよ〜♪

リタイヤした車両はこのように路肩に停まってました。

ですが見えない左リヤはバック・トゥ・ザ・フューチャーよろしくタイヤが水平に!
ほとんどのアームが引きちぎれ、押しても動かない状態・・・
キャリアカーのウインチで引っ張りますが自然にドリフトしてしまう始末(アチャー)
一旦は断った応援を再度呼び、6人がかりで引きながら押しながら左右にずらしながらどうにか載せました。

実はそのとき僕もスタックしてしまいまして・・・ああお恥ずかしい。
そして再び来た道をオンコースで引き返します。またグラベルです。もう笑うしかありません。
グラベルから簡易舗装になったところで、道に黒いセンターラインが・・・
どうもスイーパー車両も道の悪さに耐えかねてオイルパンを割ってしまったらしく、路肩に停車していました(コチラは後ほど牽引で回収)
HQに戻って備品やモスラ無線機を返却し、
(モスラって無線機のことだったのね。←今わかった奴。)
さあお昼と行きたいところですが最後の仕事が!
例のリタイヤ車両をAZULキャリアからエントラントのキャリアに載せ換えです。
バックで向き合わせ、荷台を少し下げてアオリを重ね、ウインチで引っ張ります。
手が塞がっていたので画像などは一切ないのですが、職人技ってカンジでスゴかったですよー!
周りの仲間に助けられて、ラリーってやれるんだなあとしみじみ思ってしまいました。
これで本当に業務終了!遅いお昼ご飯をいただき表彰式と後片付け・・・の前に、
例のスイーパー車両をキャリアカーに載せます。でもコチラはエンジンがかからないだけで引っ張れば前に進む。
「タイヤが4つ付いてるのって、素晴らしいなあ〜。楽チンだなあ」と誰かが。確かに!

無料券を頂いていたので帰りに温泉に浸かってから帰りました。
あっという間の2日間、また来年もお手伝いに行こうと思います。行けるよう努力します!いや、行きます!?

忘れててもりんこさんが弁当片手に「来るよね!」と、優しく思い出させてくれることでしょう。
来年もレポよろしくお願いします!